2011年5月29日日曜日

福井が注目したサービスベスト3(その3)

こんばんは、「シベリア超特急」鑑賞直後の福井です。
前回の投稿に引き続きまして、注目したサービスの紹介3発目(最後)です。

【3】アバターで遊ぶコミュニケーション「Amebaピグ」

最後にご紹介するのは、ちょっと今更感たっぷりなのですが、サイバーエージェントの「Amebaピグ」。私自身の食わず嫌いで今まで避けてきましたが、実際に触ってみたらイロイロな発見がありました。
できることは無限にあるので、ここでは機能の紹介ではなく、サービスから感じ取ったことについて触れてみたいと思います。
ちなみに上の画像、スロットの台に着いているのが岸で、それを見ているのが私です。まぁきもいとは思います。


良いと思ったところ、注目したところ

1.アバターコミュニケーションならではの遊び方
  • 見た目である程度お互いがどんなヤツか、絡まなくても分かる(気がする)
  • 喋りかけなくても、動きや表情で感情表現したり注意を引いたりできる(喜怒哀楽など)
  • 初対面の相手にいきなり話しかけるのはハードルを感じるが、それを下げるために、「グッピグ」がある(指定した相手に「イイネ」って言うみたいなやつ)
  • 喋りかける相手の選び方が独特(人が居るところに近づきつつ相手を指定せず話したり、相手を指定してヒソヒソ話をしたり、状況に応じて違和感無く選択できる)
  • 人が集まっている場所が事前に分かるようになっている(ポツーンとならない)
  • 写真を撮って「Amebaなう」に投稿できる(日記っぽい)

    2.お金を使わせる仕掛け
    • お金を掛ければ、アバターやアクションをどんどんグレードアップでき、ピグ上でのアピールドが増していく(他人からかまってもらいやすくなる)
    • お金を使うとイロイロ遊べるし自由に動ける。逆にお金がないとできることが限られている
    • お金を持たずにゲーセンに行ったときの所在なさを思いだす

    課題と思うところ、もう少し考えたいところ


    1.アバターコミュニケーションのハードル
    • 知らない人に声を掛けるのは、たとえアバターでも緊張する(その緊張をほぐす)
    • 瞬発力が求められる
    • まぁ、でもそれがアバターコミュニケーションの楽しいところだろ?と言われると返す言葉が無い

    2.非課金ユーザを如何に課金ユーザに変えていくか
    • 一番最初に課金するまでの精神的ハードルをどうやって下げられるか
    • 友だち同士で出かけるとかだと、財布の紐が緩むのかも


    以上、Amebaピグの紹介でした。
    私自身はまだ5時間くらいしかプレイしていないのですが、なかなか奥が深そうなサービスです。もう少し触ってみたいと思います。

    ということで、「福井が注目したサービスベスト3」を全3回に分けてご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。(文章がつたなくて恐縮です)
    これからも、燻鯛ブログでは、注目のサービスなどを紹介していきたいと思います。

    福井が注目したサービスベスト3(その2)

    こんばんは。福井です。
    前回に引き続き、私が最近注目したサービスのご紹介をしたいと思います。

    【3】 Facebookのフレンドに無料電話を掛けられる「Reengo」
    面白法人カヤックが出した「Reengo」。
    Facebook上のフレンド同士で無料電話ができるアプリです。
    (※通話をするには、双方がこのアプリを入れておく必要があります)




    良いと思ったところ、注目したいところ

    1.無料で電話ができる
    • これは単純にうれしい

    2.電話番号が不要になるのは便利
    • 電話番号を聞けてない相手でも、Facebook上のフレンドになれば電話できるのはうれしい
    • Facebookフレンドだけど、電話番号は知らないという相手は多い
    • 電話番号を教えていない相手でも、Facebook上でフレンド関係を結んでいる相手からだったら、電話が掛かってきても問題なし(Facebookのフレンドとはそういうもの)


    課題と思うところ、もう少し考えたいところ

    1.Skypeとの差別化
    • 無料電話の知名度ではSkypeがダントツで、そことどう住み分けるか
    • SkypeもFacebookとの連携を強化していってる
    • あえてReengoを使うメリットを出したい

    2.Facebookの普及度に依存
    • 相手がFacebookやってて、自分とフレンド関係になってないと使えない
    • mixiのソーシャルグラフ利用も検討されても良さそうだけど、「電話が掛かってきても良い人間関係」という意味では、mixiのソーシャルグラフはユルすぎるかも
    • Facebookのフレンドに「Reengo」のダウンロードを促すメッセージを送れる機能が付いてるのは良いと思う

    3.ビジネスモデルは?
    • ここでどうやって儲けを出すか?
    • Skypeみたいにフリーミアムでやっていくには規模感と実績が必要
    • カヤックは無料の楽しいサービスやアプリを出してるから、儲けは考えてない?


    以上、「Reengo」の紹介でした。
    最後は、今更紹介するのも憚られますが、ご存知「Amebaピグ」についてご紹介したいと思います。

    2011年5月28日土曜日

    福井が注目したサービスベスト3(その1)


    どうも、福井です。
    今回は、先日の燻鯛ミーティングの場で、私が最近注目した「ネットサービスベスト3」として紹介したものを全3回に分けて書いてみたいと思います。

    【1】デコれる写真共有アプリ「Snapeee

    日本の会社「Mind Palette」提供の写真共有アプリ「Snapeee」(読み方は「スナッピー」)。

    先行する海外の写真共有アプリ(Instagram、Path…)と仕組み的には似通っていますが、
    それらとの最大の違いは、「写真をデコれること」です。

    実際にデコってみました。こんな感じです。


    我ながらセンスがないのですが、以下メンバーのコメントと分析です。


    良いと思ったところ、注目したところ

    1.日本独自のデコ文化、プリクラ文化を押し出しているところがおもしろい
    • 日本の女性は、プリクラやデコメなど、デコることが大好きだから(決めつけ)、けっこう国内の需要はあるかも
    • 意外にも日本以外のアジア圏でウケているらしい(リリース後1週間で5万DL達成)
    2.日本の女性がガラケーからスマフォにスイッチするこのタイミングで出せるのはいい
    • 各キャリアがスマフォを大量に出していて、、メインターゲットの女性たちがガラケーからスマフォに持ち替えるタイミングにうまくハマれば、定番アプリになれるかも

    課題と思うところ、もう少し考えてみたいところ

    1.Androidに対応していない
    • 現状、iPhoneのみ
    • 今後、スマフォでシェアを伸ばすのはたぶんiPhoneよりもAndroid機種(各キャリアの)なので、ターゲットがガラケーからスマフォにスイッチするタイミングを活かしきれない
    • とか言いつつ、実は開発は進んでるかも
    2.アプリの動作がサクサクしていない
    • 要改善、がんばって欲しい
    3.「共有」の考え方にもうひと工夫欲しいかも
    • プリクラは特定の相手に渡せるから盛り上がる
    • 「手渡す相手」を指定させて、「友だち意識を演出する」ような共有の仕組みが欲しい
    • mixiかfacebookのソーシャルグラフをうまく利用したい


    以上、Snapeeeの紹介でした。
    日本初のソーシャルアプリが海外でヒットするといいですね。